待合室


20代にして既に腰痛持ちの私。
1〜2週に1度は接骨院に通っているが、
基本的に接骨院の患者というのは若者が少ない。

特に午前の診療時間に行くと、
そこにいるのは9割までが爺さん婆さんだと言っても過言ではない。

待合室は婆さま達のサロンと化し、
治療が終わった後も、なかなか家に帰らない人もいるのである。


そんなある日、
私が接骨院に行くと
珍しく待合室には誰もおらず、
1人名前を呼ばれるのをボケーッと待っていた。

しばらくすると診察室から婆さまが出てきたので
「あ、もうすぐ呼んでもらえるな…」
と思ったその時、事件は起こった。


「なんかやっぱりズレてるなぁ」と呟きながら、
その婆さまはいきなりズボンをずらしてパンツを引き上げた〜っ!

あ、あの普通に人が待ってる待合室で
こんなん有りですか!?

診察室にはちゃんとカーテン付きのベッドがあるやん!
そこで何とかするか家に帰るまで我慢しようよ!




私も正直女らしさに欠ける自信はあるけど、
婆さんになっても、それぐらいの恥じらいは持っていたいと思いました…




(2003.2.10)


おバカエッセイTOP






inserted by FC2 system