ちょっと怖い話



これは、私が小学生の頃のお話。

その時、私は家で1人、留守番をしていた。
時刻は午後5時過ぎ。
辺りはだんだん薄暗くなってきていた。
俗に言う“黄昏時”だ。

「もう、そろそろお母さん帰ってこないかな・・・」
と微妙に心細くなってきている時に、
その事件は起こった。

“ブオォ〜〜ン”というような低い不気味な音が
誰もいないはずの台所から響いてきたのだ!!

「ナニ!?あの音!!」
私はビビリまくっていた。
今でもジェットコースターは苦手、お化けは大嫌い…
と言う超小心者なのだが
(でも、霊感はカケラもないらしく実際にお化けさんに会ったことは1度もない)
当時はいたいけな(?)小学生だったのだから尚更の事である。

しばらく迷った末、勇気を振り絞って、
そーっとそーっと台所を覗いてみた。
そこには・・・

当時、飼っていた愛犬ユキ(♀)が眠っていた。
そして寝ているユキの鼻先には倒れたビール瓶が転がっていた。

そう、あの不気味な音の正体とは
ユキちゃんが寝息でビール瓶を鳴らしている音だったのだ!!

チャンチャン♪(笑)




(2002.7.25)









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