お散歩
我が家では、犬を飼っている。
今の犬は2代目。
初代愛犬のユキちゃんは、多分しつけの仕方が良くなかったのであろう。
飼い主を飼い主とも思っていない、実に態度のデカイ犬だった。
恐らく、自分が家族のトップだと思っていたんでしょう。
こっちの言うことなんて、ぜーんぜん聞いてくれませんでした(涙)
まぁ、それでも可愛い犬には違いなかったんですけどねv(親バカ)
そこで、2代目のリュウ君を飼うに当たって
「今度こそは、ちゃんとしつけするぞ!」と思ったわけです。
見事に失敗しましたけど;
でも、リュウは自分が家族の中で1番偉いとは思っていないようです。
ヤツにとって、1番怖いのは…
ずばり、この私!
(子犬の頃、悪さをするたびに噛み付いて叱っていた。
「犬が噛むんやったらともかく犬を噛むなんて…」と母に呆れられた)
彼にとっての私は“小さい子における怖いおっちゃん”の様に「恐ろしい存在」らしい。
(私のいない時に悪さをしたら「じゅんちゃんに言うで!」と脅すと、すぐに言うことを聞くらしい)
一応「1番好き」とも思ってくれているみたいですが…
性格的には、恐ろしく気の強かったユキに比べると、
臆病者の小心者で、それ程悪さもしない。
でも、“お散歩”に連れて行くと、ユキ以上の困ったちゃんになってしまうのです。
子犬の頃に、余所の犬や家族以外の人と触れ合う機会が少なかったせいでしょう。
ものすごい“犬見知り”&“人見知り”。
で、散歩中に、余所の犬とすれ違うと
「ウウ〜ッ!ワンワンワンワン!!」とイチイチ大騒ぎします。
きっと警戒心が強くて、怖いからこそ吠えてるんでしょうけど…
怖いんやったら、おとなしく黙っとけっちゅーねん!!
余所の犬に吠えられたら、誰だっていい気はしません。
最近はリュウの顔を覚えられ、目が合うとサッと遠ざかっていく人も…
これでは、いけない!
そこで、リュウが吠えるたびに、大げさに叱ってみることにしました。
私:「余所のお友達に吠えたらアカンって言ってるやろ!
そんな子は、もう、おうちに連れて帰るで!!」
リュウ:「ウウ〜ッ!」
私:「今度鳴いたら、もう知らんで!」
一応、飼い主としては「悪いと思ってるんだよ〜」という所をアピール(笑)
ついでに2人でドツキ漫才(?)してたら、怒りも多少は収まるかな〜と。
それ以来、私とリュウが怒鳴りあっていると(?)
「フッ、今日もまた、やってるわ」
みたいな苦笑を浮かべて通りすぎていく方が増えました(笑)
きっと、アホ犬とアホ飼い主の“アホアホコンビ”だと思われてるんだろうな…
最近は、吠えようとする直前に、
「吠える子はいけないんだよね〜。リュウはかしこいから吠えないよね〜」
としみじみつぶやくと、たまに我慢できるようになりました。
(2002.7.13)